うさおぶろぐ

アラフォーサラリーマンがウツ休職から本当の自分を取り戻す旅へ

Mr.ChildrenのHANABIはウツ休職者へ向けてのエールなのか?

僕の大好きなバンドMr.Childrenの「HANABI」という歌が不意に脳裏を横切って涙が止まらないというなんとも不思議な体験をしました。


歌詞がなんというか今の自分にズバズバ刺さる部分もあってなんというかこれって休職中のウツ患者さんに向けた曲なんじゃないの?って思うくらいでした。


でもこれってネット上を見ているとボーカル桜井さんの不倫の曲だとかいう考察が多くて、ああ、普通に聞いたらそうだよねって納得できるところもあるんですが、私の心境にもすごくマッチすることがあって、歌詞ってすごい深いなぁなんて思ったりしています。

どれくらいの値打ちがあるだろう?
僕が今生きているこの世界に
すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れてんのかなぁ

ウツになるとすべてが無意味に見えるって言う感覚があるんです。というか生きてる意味あるの?これなら死んじゃったほうが楽なんじゃない?みたいな発想になることがあります。


だから心療内科の先生とかが口を酸っぱくして死のうなんて考えちゃダメよ!って言うんですよね。


自分も信号待ちや踏切待ちのときにふと吸い込まれそうな感じになる感覚を何回か味わいました。ふっと出てくるんですよ。まさにこの心境をしっかりここで代弁してくれているようなそんな感覚です。

手に入れたものと引き換えにして
切り捨てたいくつもの輝き
いちいち憂いていれるほど
平和な世の中じゃないし


これは休職の話ですね。今まで頑張って築いてきた信頼、会社からの期待そういったモノをウツで休職になることであいつは気をつけないとメンタルで出社できなくなるから大事な仕事を任せられないとかそういった話です。

切り捨てたいくつもの輝きって言う表現が絶妙で、トップを取れる可能性があるそこそこの位置にいたけれども今回の件でそういう機会はなくなるんだろうなぁという心境をうまく歌ってくれています。


でもそんなこといちいち気にしてたらきり無いよね~ってことでここもまた絶妙なのです。

一体どんな理想を描いたらいい?
どんな希望を抱き進んだらいい?
答えようもないその問いかけは
日常に葬られてく


もうここは桜井さんのおっしゃる通り(笑)というか最後の「日常に葬られていく」という言い回しは休職している中ではそんなに起こらないのですが、無理して出社している方はきっとそうなっていくんじゃないかと。


家庭を持っているかたは自分の満足よりもまずは家庭の安定運営を期待されるわけであってそういった日常の雑多な仕事で色々と葬られていくよねってところも共感。

君がいたらなんていうかなぁ
「暗い」と茶化して笑うのかなぁ
その柔らかな笑顔に触れて
僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに

大切な友達にウツで休職って言うことを伝えたらどんな反応するのかな、ってすごく心配というか避ける気持ちになってました。


本当に深い付き合いの友達には伝えますけど、それなりの友達には伝えることができません。どうしてもウツというものに対して理解ができなかったりすることで自分が傷つくのが怖いから。


でも打ち明けたらどうなるんだろう、「お前、暗くなったなぁ~」なんて軽くあしらってくれるくらいで普段どおりに接してくれるのかなぁなんていろんなことをぐるぐる考えてたこともあり、ドンピシャというかなんというか。桜井さんすげー(笑)

決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
誰も皆 悲しみを抱いてる
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?


そしてサビですね。"花火のような光"って復職を想起させるんです。


休職した瞬間ってもう普通の仕事なんかできないし、ましてや元の職場に戻るなんて無理無理って思ってたんです。でも出来るのならもう一度、自分のため家族のために"やりたい仕事"に向き合いたいって思うんです。だから僕はこの手を伸ばしたい。まさにこの心境なんです。


とまあ、2番まで聞いちゃうとやっぱり不倫の歌だなぁなんて思うんですが、1番の内容ってまさに休職中のウツ患者さんへのエールがたくさん込められているし、わかるわーみたいなところがたくさんあると思います。是非是非聞いてみてはいかがでしょう。